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讃辞
「讃辞〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
讃辞の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「火星探険」より 著者:海野十三
興奮の渦にまきこまれた。デニー博士以下の乗組員たちは大統領に出迎えられ、光栄ある
讃辞を受けた。また火星からの異形の使説団一行は大歓迎をもって迎えられた。 デニ....
「国際殺人団の崩壊」より 著者:海野十三
社化学研究所長として令名があるばかりではなく、「日本のニュートン」と世界各国から
讃辞を呈せられるほどの大科学者で、日本科学協会々長の栄誉を担っているばかりか、英....
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
ーナー博士が突然口を開いたので、その周囲に集まっていた人々は愕いた。まさかそんな
讃辞が博士より聞けようとは期待していなかったからである。だが水戸はひとり、恥《は....
「特許多腕人間方式」より 著者:海野十三
ような頭巾になってしまった。 「ほう、素晴らしいご発明ですね」 と、余は心から
讃辞を呈した。 「しかし、三本目の腕を、頭に取り付けるんだとは、考えつきませんで....
「のろのろ砲弾の驚異」より 著者:海野十三
、博士は、科学に関しては、世界の人間宝庫であるともいわれている」 私が最大級の
讃辞を博士に捧げていると、ロッセ氏は、そうかそうかと、ペルシャ猫のように澄んだ瞳....
「高原の太陽」より 著者:岡本かの子
卒業制作は画面に山吹の花のいのちが美事にかがやき溢れた逸品であった。その優秀への
讃辞は校内から広く一般画壇にまで拡がった。青年は眼も全快して父母の家に帰っている....
「母子叙情」より 著者:岡本かの子
っているかの女に、なおも子供の事業のため犠牲になって貢ぐ賢母である、というふうな
讃辞をしきりに投げかけた。 事実、かの女自身も、むす子に送る学資のため、そうと....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
ッティはわたしの様子が変わって快活になったのを喜んで、率直な態度で明らさまに私に
讃辞を浴びせかけた。私たちは一緒にマンネリング家を出ると、談笑しながら先日のよう....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
に傑れたる作物であるかのように思われて来た。今日|彼の「妹背山」に対して無条件に
讃辞を呈するかどうかは疑問であるが、少なくともその当時においては、わたしは非常の....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
そうすると予て門内に待ち受けて居る人のいいますには「この門に対してシェッパ(
讃辞)を与えよ。さすればこの門に入ることを許しましょう」という。この
讃辞というの....
「偽刑事」より 著者:川田功
頂へ飛び上った。何と云う気高い、何と云う無邪気な……彼は持ち合して居る有り丈けの
讃辞を投げ出そうと試みた位であった。 併し其後では必ず嫉妬心と憎悪とが跟いて来....
「貞操問答」より 著者:菊池寛
葉も、上ずっていた。 前川氏は、それに目を通すと、 「はア。これは、素晴らしい
讃辞じゃありませんか。」と、新子の満足そうな笑顔に、やさしい愛情に充ちた眼を向け....
「「にんじん」とルナアルについて」より 著者:岸田国士
友人として、また、アカデミイ・ゴンクウルの同僚として、彼の作品にいみじくも与えた
讃辞は、Grandeur de Petitesse(小ささの偉大さ)であった。 ....
「博物誌」より 著者:岸田国士
と私は彼女に言う。「君がもし鵞鳥か何かだったら、僕もビュッフォンがしたように君の
讃辞を書くところさ、君のその羽を一枚拝借してね。ところが、君はただの七面鳥にすぎ....
「銀三十枚」より 著者:国枝史郎
った。 「ああ彼女には洋装が似合う」 ある時私はつくづく云った。決して揶揄的の
讃辞ではなかった。 その心配は無用であった。 翌日洋装が届けられた。肌色と同....