豆電球[語句情報] » 豆電球

「豆電球〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

豆電球の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
道標」より 著者:宮本百合子
口に、少し田舎っぽいけれども堂々とした電気看板が「ヴェチェールナヤ・モスク※」と豆電球を並べていて、人の出入りも活気がある。なぜ猫と人間の内臓模型がレーニンの写....
鞄らしくない鞄」より 著者:海野十三
間に連絡のあることを示したのち、靴をいじっていたが、靴のフックのところに突然赤い豆電球がついた。 すると、殆んど同時に、靴の底から熊手《くまで》のようなものが....
空中漂流一週間」より 著者:海野十三
る虞れがあるのである。 ちらりと地上へ目をやると、××陣地はもうマッチ箱の中に豆電球をつけたように小さくなっていた。高度はすでに三千メートル、方角がはっきりし....
人造人間エフ氏」より 著者:海野十三
んである土牢の前に、そっと近づいた。そして小さい格子窓のところへよった。かすかな豆電球がともっている土牢であった。博士の目は、そのうすぐらい明りをたよりにして石....
青鬼の褌を洗う女」より 著者:坂口安吾
かった。 私は眠るときでも電燈を消すことのできない生れつきであった。戦争中でも豆電球をつけなければ眠られぬたちで、私は戦争で最も嫌いなのは暗闇であった。光が失....
能面の秘密」より 著者:坂口安吾
四五寸ですね」 「部屋にあかりはついていたね」 「そう明るくはありません。小さな豆電球のスタンドかと思いました」 「奥さんはずッと無言だね」 「そうです」 「ヤ....