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「負け戦〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

負け戦の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
八幡太郎」より 著者:楠山正雄
が、不思議な智恵と勇気と、それから神様のような弓矢の技で敵を退けて、九分九厘まで負け戦にきまったものを、もり返して味方の勝利にしました。 それで戦えば戦うたん....
近藤勇と科学」より 著者:直木三十五
、そして二人の貰った軍用金とて、少額なものであった。 「人気は悪いし――これで、負け戦《いくさ》になったら。今までさえ食え無いのが、何うなるだろう」 「そんな事....
私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
百貨店では、調査研究を常に怠らずやっている。小商店ではこれをせぬ向きが多い。負け戦となるのは自明の理であろう。小商店には小商店独特の戦術がなくてはならぬ。そ....
天狗外伝 斬られの仙太」より 著者:三好十郎
それよりも湊へ行くかどうか、仙太郎? 仙太 くでえ、俺ぁ行かぬ。 今井 どうせ負け戦だと見切りを付けたのか?……裏切者だ! 仙太 何とでも言うがいい。 ※堅....
樹氷」より 著者:三好十郎
… 敦子 あれは何だろう? 金吾 開拓農場の方で何か呼ばわってるようだ。こんな負け戦さで、ああいうしたちも気の毒に、たまらねえ気がするらしいて。 敦子 でしょ....
斬られの仙太」より 著者:三好十郎
それよりも湊へ行くかどうか、仙太郎? 仙太 くでえ、俺あ行かぬ。 今井 どうせ負け戦だと見切りをつけたのか? ……裏切者だ! 仙太 何とでもいうがいい。 ※....
仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
まず滅せず、いやさらに燃えさかるのであります。 楠正成が湊川の戦いに、みすみす負け戦と判っていながら、勇気凜々と戦場に立ち向ったのは、正成の心中、唯一点、忠君....
私本太平記」より 著者:吉川英治
がさしてくる。高時の中の、もひとつの高時が、やっと眠りをさましたふうだった。 「負け戦! それもはや近ごろは耳新しいことでもない。……わけて世は裏切り流行だ。こ....