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財利
「財利〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
財利の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
いに喜んで、舎利弗らに飯を供し、おわって舎利弗呪願していわく、今日良時好報を得、
財利楽事一切集まる。踊躍歓喜心悦楽し、信心踊発して十力を念ず、願わくば今日の後常....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
首におるものは、彼の勘定奉行を罷めて米穀商となった平川半治である。当時|此の如く
財利のために士籍を遁れようとする気風があったことは、渋江氏もまた親しくこれを験す....
「安井夫人」より 著者:森鴎外
。これを書くわたくしもそれを否定することは出来ない。しかしもし商人が資本をおろし
財利を謀《はか》るように、お佐代さんが労苦と忍耐とを夫に提供して、まだ報酬を得ぬ....