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財団
「財団〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
財団の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
ーツのアヘン性がこういう風に社会自身による思想対策の秘薬となったばかりではなく、
財団による営業諸大学は、スポーツのこの社会的アヘン性と、それに対する世間の渇望と....
「地図をながめて」より 著者:寺田寅彦
大の費用がかかるのであるが、それは幸いに帝国学士院や、原田積善会、服部報公会等の
財団または若干篤志家の有力な援助によって支弁され、そのおかげで次第に観測資料が蓄....
「鬼仏洞事件」より 著者:海野十三
もちろん当然のことであった。 「ああ、これで新政府は、正々堂々たる抗議を○○権益
財団に向けて発することができる。いよいよ敵性第三国の○○退却の日が近づいたぞ」 ....
「四次元漂流」より 著者:海野十三
リバー・ロッジ研究室が大したものですね。それからこれは法人ですがコーナン・ドイル
財団の心霊研究所もなかなかやっていますがね」 「もうたくさんだ。君のかんちがいで....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
ている)その人で、学校経営には年少から一貫した趣味を示している人だそうであって、
財団法人成城学園の外に、自分だけの玉川学園という労働学校(?)も経営している。―....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
農民道場なるものを設置し、農村の中心人物を養成することになった。これはその模範を
財団法人金※学院日本農士学校に見出したもので、一つの新しい封建主義(!)を建設す....
「颱風雑俎」より 著者:寺田寅彦
越苦労を感じないわけには行かないようである。設立者としての政治家、出資者としての
財団や実業家達が、二、三年か四、五年も研究すれば颱風の予知が完全に的確に出来るよ....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
について六枚かき。『中央公論』の嶋中社長が二十万円出し、あと年五万円ずつの費用で
財団法人国民学術協会が生れました。現在の顔ぶれは学界、思想界、文学界の権威二十五....
「科学上における権威の価値と弊害」より 著者:寺田寅彦
あってこれらの人々の集団が一つの理想的な権威団を形成すると考えてよい。この権威の
財団法人といったようなものの権威の程度はどのようであろう。これとても決して絶対的....
「一週一夜物語」より 著者:小栗虫太郎
来られたについて案内役となりました。 その、ミス・ロバータ・ヘミングウェーは、
財団の有力者である国璽尚書の令嬢です。まだ二十二か三くらいでしょう。匂いはないか....
「次郎物語」より 著者:下村湖人
びたび接して、直接言葉をかけてもらうようになったことであった。 田沼先生は、塾
財団の理事長という資格で、開塾式にのぞみ、一場のあいさつを述べたのであるが、次郎....
「読書遍歴」より 著者:三木清
ヤ人であるというので危険を感じ、日本に来て東北大学で教えていたが、ロックフェラー
財団の援助によって、日米間の緊張を予感しつつこの春アメリカへ渡ってしまった。氏は....
「日和下駄」より 著者:永井荷風
どこの閑地は広々としているのである。私たちはやむをえず閑地の一角に恩賜《おんし》
財団|済生会《さいせいかい》とやらいう札を下げた門口《もんぐち》を見付けて、用事....
「日本の頭脳調べ」より 著者:戸坂潤
敷にあった研究所は大原氏の手を離れて東京へ来て、日本労働科学研究所となり、やがて
財団法人になるとこの所長は云っている。博士の研究が労働問題に対して有つ重要性は極....
「思想動員論」より 著者:戸坂潤
政府は、そこまで文化的に達者ではないのだ。そこでこの機関は一応民間のものであり、
財団法人なのである。ここにこの連盟の文化動員力・思想動員力・が横たわる。つまり一....