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「財貨〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

財貨の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
聖書の読方」より 著者:内村鑑三
天国への招待。十四章十五節―二十四節。 天国実現の状況。十七章二十節―三十七節。財貨委託の比喩。十九章十一節―二十七節。 復活者の状態。二十章三十四節―三十八節....
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
たが、又それを知っている賊徒があって、ある夜この寺を襲って師弟三人を殺し、貯蓄の財貨をことごとく掠めて去った。役人が来て検視の際に、古い箱のなかから戯場の衣裳や....
十二支考」より 著者:南方熊楠
昔アレキサンドル王、その地にその妻妾を封じ込め、蛇をして守らしめたとあるも美女を財貨と同視しての談だ。インドで今も伝うるは、財を守る蛇はすこぶる年寄りで色白く体....
十二支考」より 著者:南方熊楠
つ匿《かく》されあると夢みた人が、判じに往くと、占うて、卵が匿され居ると見た所に財貨あるべしと告げた。由って掘り試むるに、銀あって中に夥しく金を裹《つつ》めり、....
平塚・山川・山田三女史に答う」より 著者:与謝野晶子
な理想生活の全階段からいえば、まだ物質的条件が優勢な位地を占め、主客|顛倒して、財貨の多少が精神生活の上にかえって支配権を持つほどの低級な階段にある以上、私たち....
私娼の撲滅について」より 著者:与謝野晶子
して男のために耕作、紡織、家事、育児等に役立たねばならなかった。女の労働から得る財貨は当然男の所有に帰するのであった。 そこで良心と肉体とを男に対して売ること....
人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
決定する、と述べてある。非常に気候が健康的であり、人民の習慣は人口増加に好都合で財貨の共有が樹立されているところでは、大家族から生ずる格別の貧困を恐れる理由は個....
経済学及び課税の諸原理」より 著者:吉田秀夫
ある特定物の効用を言い表わし、またある時にはその物の所有が齎《もた》らす所の他の財貨を購買する力を言い表わす。前者は使用上の価値、後者は交換上の価値と呼ばれ得る....
人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
われる。食物を求めるすべてのものは、必要に促されて、生存上かくも絶対に必要なこの財貨と引換えに、自己の労力を提供することになろう。そして労働の維持に当てられる基....
学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
雇いこの品を買うがために金を費やすは、わが学術のいまだ彼に及ばざるがために日本の財貨を外国へ棄つることなり。国のためには惜しむべし。学者の身となりては慚《は》ず....
浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
れておるのであります。満州事変いらい日本が中国に与えた損害は、人命では一千万人、財貨では五百億ドルといわれております。これほど迷惑をかけた中国との関係には、まだ....
三国志」より 著者:吉川英治
孫堅が父と共に、港を歩いていると、海岸で何十人という海賊どもが、海から荷揚げした財貨を山分けするので騒いでいた。 孫堅は、それを見かけると、わずか十七歳の少年....
三国志」より 著者:吉川英治
条件であろうが、このほうはまだ聞いていない。また聞いていたところで、そんな多額な財貨をそれがし一存でどうしようもない。いずれ帰国の上、主人袁術へ申しあげておくか....
三国志」より 著者:吉川英治
それにまた先頃、北平の公孫※を亡ぼして、一躍領土は拡大されている。もとより兵糧財貨には富んでいるし、隆々たる勢いの折も折であったから、一も二もなく、 「淮南を....
母の手毬歌」より 著者:柳田国男
る。そういう中でも、土蔵造りという瓦葺きなどは新らしいもので、大きな商人の多量の財貨をかかえた者でないと、必要もなく、また持ちこたえることができない。しかし火災....