貢ぎ物[語句情報] » 貢ぎ物

「貢ぎ物〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

貢ぎ物の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
赤い姫と黒い皇子」より 著者:小川未明
で、お姫さまに贈られました。また、お姫さまは、二ひきの黒い、みごとな黒馬を皇子に貢ぎ物とせられたのです。 いよいよ、赤い姫君と黒い皇子とがご結婚をなされるとい....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
いの」 「そうとみえる」 「神功皇后さまが、三韓へご渡海なされた折に、八十|艘の貢ぎ物のうちの第一のみつぎ物がこれじゃといういい伝えじゃが」 「婆よ、あの神馬小....
三国志」より 著者:吉川英治
て、呉と往来していた。 孫策の「漢帝に奉るの表」を捧げて行ったり、また朝延への貢ぎ物を持って行ったのである。 孫策の眼にも漢朝はあったけれど、その朝門にある....
三国志」より 著者:吉川英治
は、曹操に目通りすることができた。 曹操は、一|眄をくれて、 「蜀はなぜ毎年の貢ぎ物を献じないか」 と、罪を責めた。 張松は、答えて、 「蜀道は、嶮岨な上....
三国志」より 著者:吉川英治
、合※の守りも、双方ともいよいよ堅固に堅固を加え合うばかりだった。 呉に年々の貢ぎ物をちかわせて来たことは、遠征魏軍にとって、何はともあれ、赫々たる大戦果とい....
野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
低く「ほとゝぎすこそ」と喚ぶばかりだなどといっている。はやにえというのは新鮮なる貢ぎ物、即ち魚類などを貴人に献ずるために昼夜の飛脚を走らせることをいうらしいが、....