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貧村
「貧村〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
貧村の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「笑う唖女」より 著者:夢野久作
とこじゃ。なあ……若先生は村でタッタ一人のお医者様じゃ。しかしこげな山の中の素寒
貧村《すかんぴんむら》には過ぎた学士様じゃ。先代の仲伯先生も云うちゃ済まんが、学....
「青春」より 著者:宮本百合子
。 その村は明治に入ってから出来た新開の村で、子供の頃から私がよく行った時分は
貧村であった。大きい池が三つ並んでいて、一番池二番池三番池は貯水池となった。菱の....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
に悦んで行ってしまいました。その夜はチョモ・ラハリという山際の、ラハムトェという
貧村に泊った。この村はほとんど食物もなく政府へ租税を納めることが出来んで苦しんで....