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貧生
「貧生〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
貧生の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
語に絶し種々根絶の方法を講じ居るが今に目的を達せぬらしい。しかしおかげで予ごとき
貧生は在英九年の間、かの地方から輸入の熟兎の缶詰を常食して極めて安値に生活したが....
「硝子戸の中」より 著者:夏目漱石
ごと》のように説明した時も、私には一口の挨拶《あいさつ》もできなかった。 彼は
貧生であった。大観音《おおがんのん》の傍《そば》に間借をして自炊《じすい》してい....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
ある―― 以来御健在ナリヤ 約ニ依而、茲ニ書ヲ呈ス 貴剣サダメシ御鍛養ト被存候、
貧生マタ些カ鍛腕ヲ撫シテ罷リアリ候 御見ニ入ル場所ハ何処、日ハ何日、時ハ如何ニ。....