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貨物船
「貨物船〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
貨物船の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
ドへ帰っていくドレゴの気持ちは、さすがに晴れなかった。 彼は北へ走りだした快速
貨物船の甲板に立って、小さくなり行くワーナー調査隊の船団の姿を永いこと見送ってい....
「疑問の金塊」より 著者:海野十三
とで、また両眼をうるませた。 「満洲へゆくんだ。丁度幸い、今夜十一時に横浜を出る
貨物船|清見丸というのがある。その船長は銀座生れで、親しい先輩さ。そいつに話して....
「三人の双生児」より 著者:海野十三
とは思うが、詳しいことは知らない。 と、間もなく妾は父に連れられて故郷を立ち、
貨物船に妾ともども乗り組んだ。それから妾は父の死ぬまで四五年の海上生活を送ること....
「灯台鬼」より 著者:大阪圭吉
ころがちょうど三、四カ月ほど前から、はからずも当時あやうく坐礁沈没をまぬがれた一
貨物船の乗組員を中心にして、非常に奇妙な噂が流れ始めた。というのは、汐巻灯台の灯....
「動かぬ鯨群」より 著者:大阪圭吉
路丸だった。釧路丸以外にも、附近を航行していた汽船の中には、その信号を聞きつけた
貨物船が二艘あった。しかし、海霧に包まれた遭難箇所は、水深も大きく、潮流も激しく....
「カンカン虫殺人事件」より 著者:大阪圭吉
んです?』 『水夫です。五日前の朝から昨晩まで修繕の為めに入渠していた帝国郵船の
貨物船で、天祥丸と言う船のセーラーです。推進機の油差しに出掛けて誤ってこぼしたら....
「霊魂第十号の秘密」より 著者:海野十三
マストの上にとびついた。ゼリア号というのが、この汽船の名だった。五百トンもない小
貨物船であった。 それでも岸壁には、手をこっちへ振っている見送り人があった。船....
「恐竜島」より 著者:海野十三
として乗っていたその汽船は、フランスに籍のあるモンパパ号という千二百トンばかりの
貨物船《かもつせん》だった。
貨物船とはいうものの、船客も乗せるようになってい....
「のろのろ砲弾の驚異」より 著者:海野十三
であった。総トン数は、一万トンに近かったが、潜水も出来るし、浮かべばちょっとした
貨物船に見えた。弩竜号に関しては、ぜひ報告したい驚異がいろいろあるが、本件の筋に....
「火薬船」より 著者:海野十三
怪
貨物船あらわる! 北緯二十度、東経百十五度。 ――というと、そこはちょうど香....
「空中漂流一週間」より 著者:海野十三
球のあたりを探していましたが、その憲兵さんの話を聞くと、先月横浜沖に碇舶していた
貨物船から無断上陸をして逃げたソ連共産党の幹部スパイで、キンチャコフとかいう大物....
「地底戦車の怪人」より 著者:海野十三
度十年後のことだ、と思っていただきたい。 作者しるす 極南へ アメリカの
貨物船アーク号は、大難航をつづけていた。 船は、あと一日で、目的の極地へつくは....
「幽霊船の秘密」より 著者:海野十三
びくもので太平洋を渡っている有様だった。 ここに和島丸という千五百トンばかりの
貨物船が、いま太平洋を涼しい顔をして、航海してゆく。目的地は南米であり、たくさん....
「電気鳩」より 著者:海野十三
ち、港につきました。 たるはそこで船のそこへつみかえられました。それは、外国の
貨物船のなかでした。 その夜、高一ははじめて、すこし手のいましめのなわをゆるめ....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
かに布のごとくみえ、これこそが波多伍若州であると知ったのである。) 午後二時、
貨物船に遭遇す。夜十一時、峡間の中点たるプンタアレナス港に入りて碇泊す。その地形....