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買方
「買方〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
買方の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
―と、見るも無惨な窘窮《きんきゅう》の色が、売りかけた方に現われたのを見て取った
買方が、いよいよ強気になり、
「さんぴん、これでも斬れねえか」
いきなり、平手....
「東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
後商人から徴収してもらいたいと申し出でているのによって考えると、その課役は便宜上
買方なる阪本や天王寺の商人らからして納付の習慣となっていたのであろう。阪本からし....
「素人製陶本窯を築くべからず」より 著者:北大路魯山人
にもかくにも好者は好者であり、かつもっとも優れた好者の一人である。翁がいかにその
買方に道具屋の言のごとく紳士的であるとしてもないとしても、かなりに目のよく利く好....