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賀客
「賀客〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
賀客の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
一月三日 ◯快晴。 ◯すべて静かに、日頃の雑音も聞えず。また凧の絵を描く。 ◯年
賀客。小野富弥君(小学校同級生)、吉岡専造君。 一月四日 ◯初仕事に懸る。大日....
「ノンシャラン道中記」より 著者:久生十蘭
れし旗竿には、ああ、南仏の春風に翩翻《へんぽん》と翻る日章旗。 四、五人目の祝
賀客は波蘭土《ポーランド》製のアイス・クリーム。紹介もなく突然お邪魔にあがりまし....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
。この日、往復二十三マイルなり。午後五時後、公使館内にて聖寿万歳の賀筵を開かる。
賀客百三、四十人、みな内外の官吏紳士なり。数十名の楽隊入り来たり、奏楽の間に舞踏....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
けたさい、共に屠蘇を祝ったりはしたが、あとは顔を合せる折すらなかった。 次々の
賀客を迎え、客がとぎれると、彼自身、駒飾りした騎上の人となって出て行くし、夜は夜....
「木綿以前の事」より 著者:柳田国男
続いたものと思われる。ただしそういう中でも正月の酒、神々に御供え申しまたは年頭の
賀客と汲みかわす酒だけは、その入用が前もって知れているのだから、或いは秋の収穫後....