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賃餅
「賃餅〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
賃餅の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「足迹」より 著者:徳田秋声
た間に、町はそろそろ暮の景気がついていた。早手廻しに笹の立った通りなどもあった。
賃餅の張り札や、カンテラの油煙を立てて乾鮭を商っている大道店などが目についた。 ....
「餅のタタリ」より 著者:坂口安吾
、近村の農家の餅でもない。なぜかというと、この餅は餅米のツブだらけで、粗製乱造の
賃餅だ。自家用にこんな粗製乱造の餅をつくることはないものだ。私が犯人でないという....
「一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
いうことを、お得意に知ってもらわなくてはならぬと思い、そこで思いついたのが歳末の
賃餅であった。上等の餅を勉強して売り出せば、それが機縁になって日本菓子のお得意が....
「私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
なわち如何にして製造販売の全能力を発揮するかに苦心した一例を挙げると、それには、
賃餅引受開始の苦心談がある。
賃餅とは、説明するまでもない東京の一風習であって....