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賊党
「賊党〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
賊党の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「武装せる市街」より 著者:黒島伝治
人民から強奪、強姦して国を売る張作霖の漫画と、共産党とソヴェートロシアを、「共産
賊党」「赤色帝国主義」と称しているポスターが、電燈の陰影の背後に、ボンヤリと並ん....
「時勢と道徳観念」より 著者:喜田貞吉
等しからんや。窃盗・強盗は山賊・海賊の比にあらず。山賊・海賊は他領押両(領)の大
賊党に比せず。又位を諍ひ国を奪ふの大盗よりも軽し。然らば末代は皆賊世なり。たゞ我....
「三国志」より 著者:吉川英治
凶兆のあるたびに、黄巾賊の「蒼天スデニ死ス――」の歌は、盲目的にうたわれて行き、
賊党に加盟して、掠奪、横行、殺戮――の自由にできる「我党の太平を楽しめ」とする者....
「三国志」より 著者:吉川英治
戦ならお手のものだ。都の弱兵などに負けてたまるか」 と、威を張り、陣を備えて、
賊党とはいえ、なかなか侮りがたい勢いだった。 「許※。突きすすめ」 曹操は、け....
「三国志」より 著者:吉川英治
て、新野の劉玄徳に仕えておるそうですな。どうしてあんな一定の領地も持たない漂泊の
賊党などに組しておるのですか。――可惜、天下の奇才を抱きながら」 と、ことばも....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
に誇示して歩くのである。首の髻には、赤い絹が結い付けてあり、「賊将源義仲」とか「
賊党今井四郎兼平」とかおのおのの姓名が書きつけてある。 いつの時代も、人間には....
「雲霧閻魔帳」より 著者:吉川英治
を、じっと、鋭い眼で、見つめていたが、やがて、 「よい覚悟だ。――其方ども五人の
賊党は、明後日、千住のお処刑場において、刑に行われる事に相成ったから、左様心得る....