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「賢才〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

賢才の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
元禄十三年」より 著者:林不忘
面に、燭台の火が、辰馬の持って来た廊下からの風にあおられて、黄色く息づいた。 「賢才ぶったことをいうな。」 といった兄には、やはり、ちょっと兄らしい重みがあっ....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
、いよいよ講義を初めた。それは論語の仲弓為季氏宰、問政、子曰、先有司、赦小過、挙賢才、云々の章であったが、私は自宅で度々練習して行ったから、そのままサラサラとや....
三国志」より 著者:吉川英治
「それをどうするのか」 「幸いにも、私は、呂布と同郷の生れです。彼は勇猛ですが賢才ではありません。以上の二品に、私の持っている三寸|不爛の舌をもって、呂布を訪....
三国志」より 著者:吉川英治
厳な葬儀を執り行った。 年十七の初陣に、この体験をなめた孫策は、父の業を継ぎ、賢才を招き集めて、ひたすら国力を養い、心中深く他日を期しているもののようであった....
三国志」より 著者:吉川英治
位置は、確固たるものになった。 諸将を分けて、各地の要害を守らせる一方、ひろく賢才をあつめて、善政を布いた。やがてまた、朝廷に表を捧げて、中央の曹操と親交をむ....
三国志」より 著者:吉川英治
て、 「獄中にある身をもって、まだみだりに舌をうごかし、士気を惑わそうとするか。賢才を衒う憎むべき囚人め。退がれっ」と、ただ一|喝して、退けてしまった。 それ....
三国志」より 著者:吉川英治
す」 「劉表は、温良博学な風をそなえ、よく人材を養い、文化を愛育し、ために天下の賢才はみな彼の地に集まると、世上では申しているが――」 「まさにその通りです。け....
三国志」より 著者:吉川英治
のがあり、これに疲弊すれば、禍いはたちまち次に呉へ襲ってくるであろう。また魏には賢才は多いが、蜀にも孔明がいる以上、そう簡単に敗れ去ろうとは思われぬ。――如かず....
三国志」より 著者:吉川英治
して彼は云った。 「自分が隆中の草廬を出てからというもの、久しい間、つねに天下の賢才を心のうちでさがしていた。それはいささか悟り得た我が兵法のすべてを、誰かに伝....