贈呈[語句情報] » 贈呈

「贈呈〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

贈呈の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
虚構の春」より 著者:太宰治
ン、パンオピン、アダリン等中毒。白石国太郎先生創製、ネオ・ボンタージン。文献無代贈呈。』――『寄席《よせ》芝居の背景は、約十枚でこと足ります。野面《のづら》。塀....
透明猫」より 著者:海野十三
。『もしこの透明猫がインチキなることを発見されたるお客さんには、即金で、十万円を贈呈《ぞうてい》いたします』と書いてはりだすんだ。するてえと、慾の皮のつっぱった....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
の惨状は地獄絵巻そのものであったろう。誰かその画を描き、アメリカ、イギリスなどへ贈呈してはどうかと思う。 ◯今日は放送二つを聴いて、洗心させられた。一つは陸軍大....
紀行文家の群れ」より 著者:小島烏水
章世界』で読者から紀行文家を投票させて、最高点を得た人に、彫塑かまたは油絵肖像を贈呈するということであった。私はたいてい当選者は決まっているだろうと僻み根性を出....
猿面冠者」より 著者:太宰治
鳥がところせましと翼をひろげていた。まず、その県のおもな新聞社へ署名して一部ずつ贈呈した。一朝めざむればわが名は世に高いそうな。彼には、一刻が百年千年のように思....
惜別」より 著者:太宰治
なっているのではあるまいか、と非常に気にしているらしく、周さんに独逸語の大辞典を贈呈したり、宿題をひき受けてやったり、また、学校で講義を聴く時には、いつも周さん....
奇賊は支払う」より 著者:海野十三
隠匿場所又はその生死を確かめて本社調査部迄密報せられたる方に対し、懸賞金一万円を贈呈する!」 右は某新聞の記事であるが、この記事からも窺われる如く、事件発生三....
爆薬の花籠」より 著者:海野十三
下の幹部が、門前に総出となって、花の慰問隊を出迎えた。 房枝たちが、その花籠を贈呈している途中で、会社の玄関から、一人の上品な夫人が現れた。その夫人こそ、彦田....
地球要塞」より 著者:海野十三
とき、余は博士に祝意《しゅくい》を表するため、磁石砲《じしゃくほう》という機械を贈呈《ぞうてい》し、島内に据付《すえつ》けしめたることを、博士は記憶せらるるや。....
楢重雑筆」より 著者:小出楢重
味で嫌味で堪らないというほどの嫌味な男があったとしたら、それこそ政府は美術院賞を贈呈に及ぶかも知れないと思う、それはまったく日本としては珍しいことなのだから。 ....
若草物語」より 著者:オルコットルイーザ・メイ
の節約に役だつと思います。両国民はそれぞれかぎをもちますわけで、ここにそのかぎを贈呈することをお許し下さい。」 ウェラー氏が、かぎをテーブルの上において、自席....
私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
に二、三回に過ぎませんので、この機会に日頃お世話になる銀行や、郵便局、育児園等に贈呈して決して明朝に持越さないのであります。 これが私の店の繁昌の最大原因と信....
次郎物語」より 著者:下村湖人
うな、お定まりの言葉の羅列にすぎなかった。また、全校生徒が特別に一円ずつ醵金して贈呈するはずであった記念品も、まだ用意が出来ていなかった。そして、送別式がすんで....
人身御供と人柱」より 著者:喜田貞吉
もと人身御供とは人間を食物として神に供するの義ではなくて、神に仕えしむべくこれを贈呈するの義であろうと思われる。戦闘に際して捕獲した敵人を奴隷として使役すること....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
西洋の風習となして、出産のとき贈品をなすの例なし。ただ、毎年誕生日に多少の物品を贈呈するのみ。ゆえに人の誕生日は、人みなこれを記憶す。しかして人の死日は、父母の....