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贈品
「贈品〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
贈品の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
は比較にもならぬほど些少なものであるのを知った時、況してや投げ与えたと思ったその
贈品すら、畢竟は復た自己に還って来るものであるのを発見した時、第三者にはたとい私....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
て深更に至る等、みなわが正月の風俗に異なることなし。当日は親戚、朋友の間には必ず
贈品呈書するを例とし、下女下男、出入、小作の者には多少の金を与え、近隣の貧民にも....
「剣侠」より 著者:国枝史郎
でござんす……フ、フ、フ、大満足! こりゃア全く、とても素晴らしい、何より結構な
贈品、嘉門大喜びで受けますでござんす。……」 8 夜はすっかり更けていた。 ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
中幸運を享《う》く、烟突《えんとつ》の下から呼び上ぐれば効験最も著しく好《よ》き
贈品随って来るとか(一九〇九年発行『随筆問答雑誌《ノーツ・エンド・キーリス》』十....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
の体、秀郷時代より甚だ新しいようだから、臣寺僧に問うに、この鏃は中世蒲生家よりの
贈品で、秀郷の鏃という伝説もなし、ただ参詣人、推して秀郷の鏃と称えるのですと対《....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
賄の使いが群れをなしたのは、奇異な現象でも何でもない。 贈賄の寄る門には、その
贈品に主人の好癖があらわれる。先の好まぬ物は運んでも意味がない。贈賄者はみな腐心....
「随筆 私本太平記」より 著者:吉川英治
のこのどうにもできない気もちを歯ガユがらないのは、どうしたことだろう。寄付金に寄
贈品に町会までもやってはいる。だがそれだけのことだ。現に被災地ではまだまだたくさ....