赤帯[語句情報] » 赤帯

「赤帯〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

赤帯の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
、巨鬼に囚われた一素女を救い、また多くの犬と勇士を率いて一船に打ち乗り、虹の神の赤帯を求めて島々を尋ね、毎夜海底の妖怪鬼魅と闘う。ある時ヒロ窟中に眠れるに乗じ闇....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
、黒い胴ぬきや、紋縮緬《もんちりめん》かなにかの二つ折りの帯を巻いて前掛のような赤帯を締めて、濃い化粧のままで紅《べに》をさした唇、鉄漿《かね》をつけた歯並《は....
五月の唯物観」より 著者:寺田寅彦
の神田の田植の光景である。このときの晴れの早乙女には村中の娘達が揃いの紺の着物に赤帯、赤|襷で出る。それを見物に行く町の若い衆達のうちには不思議な嗜被虐性変態趣....
七重文化の都市」より 著者:野上豊一郎
用者に喜ばれる。カイロのホテルや料理店《レストラン》には到る所に彼等が白の寛衣に赤帯を締めて食卓のサーヴィスをしてる姿が見られる。私たちが、アスアンでフィレの島....