赤金[語句情報] » 赤金

「赤金〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

赤金の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
か知らん。『西京雑記』にいう、東海の黄公少時|幻《げん》を能くし蛇や虎を制するに赤金刀を佩《お》ぶ、衰老の後飲酒度を過ぐ、白虎が東海に見《あらわ》れたので例の赤....
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
と同じ星廻りだから、三十四から四十までの間が一番災難の多い大切な時だ。尋ね人は七赤金星で、三碧木星とは相剋だから早く諦めないと大変な事になる。双方の所持品同志で....
剣侠」より 著者:国枝史郎
走らせると、火事の光りに今はこの辺り、白昼よりも明るくて、黄金の色を加えて赤色、赤金色の火焔地獄! さながらの中にギラギラと輝く、二本の剣をシ――ンと静め、相青....
放浪記(初出)」より 著者:林芙美子
うけ話ばかりしているこんな人達の間にもこんな真心がある。 二月×日 「お前は七赤金星で金は金でも、金屏風の金だから小綺麗な仕事をしなけりゃ駄目だよ。」 よく....
尾瀬沼の四季」より 著者:平野長蔵
安の念を起さしめざるように注意するを肝要とする。 春の尾瀬沼は、朝日の光に雪は赤金光色と輝き、深山の雪もしめりがちとなり気温三拾度に昇れば雨の模様となり、白霧....