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赤頭巾
「赤頭巾〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
赤頭巾の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
ものとして、片端から焚き殺している光景を描きあらわしたもので、中央に居りまする、
赤頭巾に黒外套の老婆が、その頃の医師、兼祈祷師、兼|卜筮者であった巫女婆です。昔....
「巷談師」より 著者:坂口安吾
の先祖で怖しい呪いをかける。末路を予言するのである。口の中でブツブツ言うのだが、
赤頭巾を食う狼よりも兇悪不逞で、人間の敵だ。腰のまがった妖婆とちがって、威勢のよ....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
、こう見ることによって、全てがあまりに事実と一致しているのです。快天王はまち子に
赤頭巾をかぶせると云われましたが、これはフランスに有名なシャルル・ペロオの童話、....
「文学のふるさと」より 著者:坂口安吾
シャルル・ペロオの童話に「
赤頭巾」という名高い話があります。既に御存じとは思いますが、荒筋を申上げますと、....
「気のいい火山弾」より 著者:宮沢賢治
ベゴ石は、にが笑いをしながら、なにげなく云いました。 「ありがとう。しかしその
赤頭巾《あかずきん》は、苔のかんむりでしょう。私のではありません。私の冠《かんむ....