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「赦免状〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

赦免状の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
古典風」より 著者:太宰治
いわけを、頬あからめて呟《つぶや》きつつ、その二人への赦免の書状に署名を為した。赦免状を手にした孤島のアグリパイナは狂喜した。凱旋《がいせん》の女王の如く、誇ら....
山椒大夫」より 著者:森鴎外
子王に還俗させて、自分で冠《かんむり》を加えた。同時に正氏が謫所《たくしょ》へ、赦免状《しゃめんじょう》を持たせて、安否を問いに使いをやった。しかしこの使いが往....
後の業平文治」より 著者:三遊亭円朝
当人島則を厳重に相守り候段、神妙の至りに付、思召を以て流罪赦免致すもの也」という赦免状を認めまして、その赦免状の三宅島に着きましたのは、天明の前年|即ち安永九年....
無月物語」より 著者:久生十蘭
つっこく法皇にせっつかせた。気の弱い法皇はうるさいのでまいってしまい、いいなりに赦免状を出したので、ろくろく敦賀の景色も見ないうちに京へ呼びかえされることになっ....
恋と十手と巾着切」より 著者:山中貞雄
三四郎。 橋の上で三次。 紙入れの中味を調べると、金と一緒に出て来たのが仇討赦免状(大写)。 T「いけねえ!」 と三次驚いて、 T「これァ返してやらなくち....
なりひら小僧」より 著者:山中貞雄
屋敷門前 一同が到着した。 ○=元の広間で 左衛門となりひら小僧。 左衛門赦免状を書くとなりひらに渡す。 なりひらが、 T「これを早馬で牢屋敷へ届けて戴....