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走力
「走力〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
走力の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「白菊」より 著者:夢野久作
た。そうして蓄積した不眠不休の精力とすばらしい溜め喰いと、無敵の健脚を利用した逃
走力でもって、到る処の警戒線を嘲弄し、面喰らわせるのを、一本|槍の逃走戦術にして....
「現代の主題」より 著者:宮本百合子
をよびさますべきことだと思う。なかば封建の抑圧は、私たちの精神を、背丈のちぢんだ
走力のよわった脚のものにしたばかりか、戦争は人間群をきりさいて、世紀の中に、いく....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
ことが証示されない中《うち》は、人間が駝鳥になれば幸福になるとしゃべり立て、その
走力と飛翔力を述べ立て、人間は一切のつまらぬ贅沢を問題にしなくなり、生活必需品の....
「安吾人生案内」より 著者:坂口安吾
にも、女房を愛すことができなくて遁走することもあるだろうが、むしろその逆の方が遁
走力が強いらしいね。たとえば、女房子供を愛しているが、自分に生活力がなくて、女房....
「安吾人生案内」より 著者:坂口安吾
、オヤジの競走である。犬より早いオヤジがいる筈がないもの、犬券を買うお客は、犬の
走力ではなくてオヤジの脚力を調べなければならんな。しかし、オヤジの脚力だけ調べた....