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起源
「起源〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
起源の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「文章」より 著者:芥川竜之介
ト・エビングの全|語彙《ごい》を叩きつけてやりたい誘惑さえ感じた。
「この言葉の
起源になった、――ええと、マゾフと云いましたな。その人の小説は巧《うま》いんです....
「るしへる」より 著者:芥川竜之介
の如きは、流布本と内容を異にする個所が多少ある。
中でも同書の第三段は、悪魔の
起源を論じた一章であるが、流布本のそれに比して、予の蔵本では内容が遥に多い。巴※....
「さまよえる猶太人」より 著者:芥川竜之介
そうするだけの余白が残っていない。自分はただここに、「さまよえる猶太人」の伝記の
起源が、馬太伝《またいでん》の第十六章二十八節と馬可伝《まこでん》の第九章一節と....
「星座」より 著者:有島武郎
って、それはダーウ※ンもいっているのだそうだ。……そうだ、いってはいるね。『種の
起源』にも『旅行記』にも僕は書いてあったと思うが……。それがこの本の第一編にはか....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
ウェデンボルグのカントの空想 ※ ニュートンの重力の法則/彗星の行動/天体運動の
起源に関するニュートンの意見に対しライブニッツの抗議/ビュッフォンの衝突説/冷却....
「海底大陸」より 著者:海野十三
づけられたいと、あいさつをした。 「じゃあ、さっきの議論にかえり、海底超人の発生
起源について、わしの論をすすめましょう」 と、安楽椅子から腰をあげたのは、生物....
「灰燼十万巻」より 著者:内田魯庵
た。 『シーボルトは?』 『焼けて了いました。』 シーボルトの名は日本の文明の
起源に興味を持つものは皆知ってる筈である。葡萄牙のピントー以来日本に渡来した外人....
「田端日記」より 著者:芥川竜之介
来ている。起きて顔を洗って、大野さんの所へ行って、骨相学の話を少しした。骨相学の
起源は動物学の
起源と関係があると云うような事を聞いている中にアリストテレスがどう....
「瘤」より 著者:犬田卯
ったのだ。 「瘤のとこで今夜『お日まち』があるんだ。」「お日まち」というのは何か
起源やいわれは分らないが、親しい同志が寄って一杯飲むことで通っている。 「どうだ....
「妖怪学」より 著者:井上円了
るならんと思わるるなり。ゆえに余は、コックリはすなわちテーブル・ターニングとその
起源を同じくするものと信ず。 以上、コックリの伝来を述べたれば、これより、道理....
「迷信解」より 著者:井上円了
東北に門あり。これを鬼門と名づく。万鬼の集まる所なり」と見えておる。これが鬼門の
起源であるとのことじゃ。実に笑うべきの至りである。かかる妄説がシナより日本に伝わ....
「妖怪玄談」より 著者:井上円了
の至りというべし。 今、コックリの原因事情を究明するに当たり、まずここに、その
起源、伝来を叙述するを必要なりとす。余、そのいずれの地にはじめて起こり、たれびと....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
をもって、新旧相合して文明の新元素を醸成するに至れり。これ、すなわち今日の文明の
起源なり。そのいわゆるインド、アラビアはヤソ教国にあらず、ギリシアまたヤソ教国に....
「西航日録」より 著者:井上円了
また詩をもって所感を述ぶ。 進化唱来三十年、一声能破万夫眠、家禽淘汰鑑人力、生物
起源帰自然、埋骨帝王廟前地、留名学界史中篇、請君長臥九泉下、誰怪偉功千歳伝。 (....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
して、キャプテン・クックが一七八八年に、シドニー湾上にはじめて植民を開きし当時に
起源す。クックの碑はシドニー公園にあり。爾来漸次に発展し、百二十年にして今日の盛....