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「超国家主義〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

超国家主義の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
真夏の夜の夢」より 著者:宮本百合子
とも云える。なぜなら、この人たちは、当時の日本の支配者が、侵略戦争に対する批判や超国家主義への疑問を封じた、その立場によりたって、社会に階級があり文化に堕落性が....
「現代日本小説大系」刊行委員会への希望」より 著者:宮本百合子
直にファシズムと戦争に対して抵抗を示すことができなかった。この目次では戦争協力と超国家主義の作家たちが登場していないとともに、こんにち新しいファシズムの力と闘っ....
五〇年代の文学とそこにある問題」より 著者:宮本百合子
死す』というパンフレットになって刊行された。彼のような穏当な学究さえも彼の理性が超国家主義と絶対主義に服従しないで立っているという理由で起訴され裁判された。河合....
正義の花の環」より 著者:宮本百合子
ではない。資本は資本と結びつく、という原則にしたがって、儲けておいては昨日までの超国家主義のうらがえしで結合する人たちの安心なのである。 今日のこの情勢の動き....
それらの国々でも」より 著者:宮本百合子
本の人民は細長い島の国の上で、全く世界から遮断され、すきなままに追い立てられた。超国家主義の合言葉の下に、世界といえば日本のほかにナチス・ドイツとファシスト・イ....
偽りのない文化を」より 著者:宮本百合子
にフジヤマ、ゲイシャ、サクラなどという名をつけていたのでもわかる。戦争中、日本の超国家主義者たちは、ヒットラーにならって、日本文化の優秀を世界に誇ろうとして非常....
新しい潮」より 著者:宮本百合子
一五事件、二・二六事件と、暴力で侵略戦争遂行の可能な軍部独裁にまで推進させてきた超国家主義、軍国主義その他、極東軍事裁判の法廷が、それをこそ共同謀議の思想として....
今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
あって、もっとも侵略的な闘争主義を精神の中にもっている日蓮宗は、戦争中まっさきに超国家主義と日本の世界制覇を激励した。軍人、ファシスト、街の親分たちの間に信者を....
あとがき(『宮本百合子選集』第十巻)」より 著者:宮本百合子
めに、もう世界を、競争の相手、負けてはならない国として教えこまれた。ひきつづいて超国家主義の大東亜共栄圏の観念にならされた。こんにち、かつての大東亜圏の理論家の....
あとがき(『宮本百合子選集』第十五巻)」より 著者:宮本百合子
。同時に、日本の独自性というものが一般の関心をひいている現在を利用してふたたび、超国家主義的な感情へ、戦争準備的な方向で「日本」を復活させようとするファシズムの....
あとがき(『宮本百合子選集』第十一巻)」より 著者:宮本百合子
の追随の危険をえぐり出そうとしている。 日本民族文化の優位性を誇張し、妄想する超国家主義の考えかたから、真の民族生活の存在のありかたをはっきり区別しようとして....