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「超音波〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

超音波の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
地球発狂事件」より 著者:海野十三
歩くたびに海底の軟泥《なんでい》は煙のようにまいあがる。 博士の助手の一人は、超音波の装置を胸にかけて、前方を、この聴こえない音波で摸索している。 二人の護....
睡魔」より 著者:蘭郁二郎
箱がくせものなんだ、電燈線に接いであったろう――、あれは電燈線を動力として簡単に超音波を発生する装置なんだよ」 「超音波――?」 「いかにも」 村田は、大きく....
海底都市」より 著者:海野十三
ってしまった。 「かぶとにつけてある電灯のスイッチを入れるんだ」 博士の声が、超音波を使った水中電話器にのって、聞こえてくる。 僕はいわれたとおりにした。ぱ....
ふしぎ国探検」より 著者:海野十三
外に働いたから早く終《しま》ってでてきたんだ」 「どこを直していらっしたの」 「超音波の発生機だ。困ったよ。こんど故障を起すと、人工重力装置がきかなくなると思う....
二、〇〇〇年戦争」より 著者:海野十三
うな艦の様子が、始めてわかったのである。 停船命令が、怪艦に向って、無電と水中超音波とで送られた。だが、怪艦からは、応答がなかった。 そこで改めて、強い探照....
のろのろ砲弾の驚異」より 著者:海野十三
なく、もう十年も前になるが、アメリカの学者が、ピエゾ水晶片を振動させて、油の中に超音波を伝えたのだ。すると重力が打消され、油の中に放りこんだ金属の棒が、いつまで....
宇宙戦隊」より 著者:海野十三
すように、一本になって相手にかかるのです。この音響は、多くは人類の耳には聞えない超音波です。これを『魔の空間』にあびせると、『魔の空間』を震動させている機関に異....
太平洋魔城」より 著者:海野十三
彼はしまったと思いながら起きあがった。ふしぎにも、水中で相手のいうことが聞える。超音波を利用した電話が、この潜水兜の中にとりついているらしい。 「おい、はやく行....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
や、柘植秀臣氏のの『神経液体説』に関する研究なども亦注目すべきだ。八木誠成氏の『超音波に依る家蠶寄生※阻の駆除法』に関する研究は、電磁波の生物に及ぼす影響に関す....
ロザリオの鎖」より 著者:永井隆
宙線による電離作用は赤道部と磁極部の空気ではどうちがうかとか、水中に溶けた空気を超音波で引き出したときその成分にどんな変化が来ているかとか、いくらでも分からぬ問....