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越冬
「越冬〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
越冬の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「梅津只円翁伝」より 著者:杉山萠円
◇ 翁の愛婿、前記野中到氏が富士山頂に日本最初の測候所を立てて
越冬した明治二十六年の事、翁は半紙十帖ばかりに自筆の謡曲を書いて与えた。「富士山....
「海豹島」より 著者:久生十蘭
の開所式に間にあわせるため、やむなく各二名ずつの大工、土工と、一名の剥皮夫を残留
越冬させて仕事を継続させることにし、監督に清水という水産技手をあたらせた。 当....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
る。 早春、水に湿った田に往々低い茎のあるいは立ちあるいは横斜したヤナギタデが
越冬して残り、田面をわたる東風に揺れつつ早くも開花結実しているのを見かけるが、こ....