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「越境〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

越境の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
乃至一万円 八月九日(その二) ◯「今九日午前零時より北満及朝鮮国境をソ連軍が越境し侵入し来り、その飛行機は満州及朝鮮に入り分散銃撃を加えた。わが軍は目下自衛....
続獄中記」より 著者:大杉栄
あたりまで行った頃かと思う。ふと僕は、窓の向うに、東北の方に長く連らなっている岩越境の山脈を眼の前に見て、思わず快哉を叫びたいほどのあるインスピレーションに打た....
世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
ものである。――尤もその後、同年七月に這入ってからも、宋哲元軍は時々満州国へ不法越境しては、中国側を恐縮させたのではあるが。 チャハル問題が一段落ついたのは六....
社会時評」より 著者:戸坂潤
いうものである。――尤もその後、七月に這入ってからも、宋哲元軍は時々満州国へ不法越境しては中国側を恐縮させているのであるが。 チャハル問題が一段落ついたのは六....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
これを当時バテレン“伴天連”という)に補せられて、さらに日本へ逆潜入する。つまり越境してモスコーへ逃げ、そこで共産主義の筋金を入れて日本へ逆に密入国するという今....
食べたり君よ」より 著者:古川緑波
し昔のこと。 谷崎潤一郎先生が、兵庫県の岡本に住んで居られた頃である。 今や越境後、ソヴィエットの何処かに健在なりときく岡田嘉子――この頃日活の大スターたり....
三国志」より 著者:吉川英治
るが、漢中の張魯と、呉の孫権はいつも頭痛のたねだ。ことに南越の境には、のべつ敵の越境沙汰がたえない。この患いを除くにはどうしたものであろう?」 「さあ、人間の住....