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足が付く
「足が付く〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
足が付くの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
たのを知って、その様子を窺いに来たのであろう。よせばいいのに、そんな事をするから
足が付くのだと、半七はおかしく思った。 その明くる朝である。半七が茶の間で朝飯....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
云った。「商売人ならば日本馬か西洋馬か判る筈です。西洋馬なんぞ売りに行けばすぐに
足が付くから、どうで盗むならば日本馬を二匹|牽《ひ》き出しそうなものだが、そこに....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
だんだんに調べてみると、宗兵衛は前の晩に田町の家《うち》を出て、東海道を行っては
足が付くと思ったので、中仙道を行くことにして、その晩は板橋の女郎屋に泊まったんで....
「敵討札所の霊験」より 著者:三遊亭円朝
此処で、 永「お梅、厭でも有ろうけれども頭を剃って呉れえ、どうも女を連れて行けば
足が付くから」 と厭がるお梅を無理無体に勧めて頭を剃らせましたが、年はまだ三十....
「殺人迷路」より 著者:夢野久作
急角度に折れ曲った狭い鉄梯子から何度も何度も辷り落ちそうになってヤット地面の上に
足が付くと、今来た道を逆に通って表へ出た。……と思ううちに背後からパッと大光明が....