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足付
「足付〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
足付の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「空中征服」より 著者:賀川豊彦
三円 一、輿借賃 一円 一、花二つ人
足付 二円七十銭 一、人足ポチ (二十銭宛) 八十銭 一、骨箱 ....
「赤格子九郎右衛門の娘」より 著者:国枝史郎
玉造に家があったのでこれも一緒に帰ることになった。二人はお菊に送られて、定まらぬ
足付きで玄関まで来ると、掛けてあった合羽を取ろうとした。 「いえお着せ致しましょ....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
とを――彼に頼んだ。それは彼にとって最もつらいことだった。無器用な挙動を、へまな
足付を、硬《こわ》ばった腕を、当惑してしゃちこばった身体を、容赦もなく窺《うかが....
「狸のお祭り」より 著者:豊島与志雄
りと二人の方を見下ろしました。そしておかしな手付《てつき》を――いや、狸ですから
足付《あしつき》というのでしょうが、それをしますと、急に狸の姿が見えなくなって、....
「道連」より 著者:豊島与志雄
てから、前足を上げて額のあたりにかざしながら、おいでおいでと招くような手付を――
足付を二三度して、またぴょんと芋畑の中に飛び込んでしまった。全身真白な艶々した毛....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
軒下に居並んでいた人々が、手をついた。陸尺《ろく しゃく》が、訓練された手振り、
足付で、小藤次の家の正面へ来た。
益満は、左手を短銃へ当て、狙いの狂わぬように....
「暗黒公使」より 著者:夢野久作
|卓子の上に置いた。大切そうにその包紙を取り除けると、中から現われたものは小さな
足付きの硝子コップで、中には昇汞水のような……もっと深紅色の美しい色をした液体が....