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足癖
「足癖〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
足癖の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「真景累ヶ淵」より 著者:三遊亭円朝
「慾が無《ね》い事《こた》アねえ、是で慾張って居るだが、何方《どっち》かというと
足癖の悪《わり》い馬ア曳張《ひっぱ》って、下り坂を歩くより、兄いと二人で此処《こ....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
からお定に眼をつけていたんです。石垣の下で拾ったお駒の草履は、その鼻緒の曲がった
足癖と、底の減りぐあいとで、右の足に穿き慣れたものだということがすぐに判りました....
「新釈諸国噺」より 著者:太宰治
々ゆるんでまわしがずり落ちてもにこりとも笑わず、上手がどうしたの下手がどうしたの
足癖がどうしたのと、何の事やらこの世の大事の如く騒いで汗も拭かず矢鱈にもみ合って....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
と言ってもいいかも知れねえ。なあに、そんなことがあるものか、自分というやつの手癖
足癖が悪いから、こうなったに相違ないが、嬶《かかあ》が良かったらこうならずに済ん....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
、身は溶け入ってゆくのかと思う。
「ゆるりと歩もう」
武蔵は、意識的に、大股な
足癖を惜しんで――
「……さて、人間の世をながめるのも、今夜かぎりとなったな」
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