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跡を弔う
「跡を弔う〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
跡を弔うの前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「死体の匂い」より 著者:田中貢太郎
本橋の街路を横切って、白木屋の焼け跡に沿うて往きかけたが、本石町と馬喰町とに焼け
跡を弔うてやりたい書肆のあることを思いだしたので、引き返し、欄干の粧飾の焼けて鎔....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
の中、やや酒を解し、脂粉も愛す者、ぼく一人となってしまった。――風流平家の没落の
跡を弔うだに、冬の海、冬の山は、なかなかあわれが深い。せめて、旅館の夜の微酔愚談....