跡式[語句情報] » 跡式

「跡式〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

跡式の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
奥様探偵術」より 著者:夢野久作
いう事をマダムはハッキリと感じておられました。 ですからマダムは昔風の指紋や足跡式の探偵を応用して、主人のポケットや袂を探るようなヤボな手段を決して採られませ....
法窓夜話」より 著者:穂積陳重
発し、五十歳以下の者の末期養子は「依二其筋目一」または「依二其品一」これを許し、跡式を立てしめることとした。故に慶安の養子法改正以後には、諸大名の嗣子無くして死....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
から三、四年経つうちに、親分の吉五郎は霍乱で死にました。その死にぎわに娘のお仙と跡式一切をわたくしに譲って、どうか跡を立ててくれろという遺言があったもんですから....
好日」より 著者:三好十郎
てね、二人兄妹だが、その兄きと言うのが、なんでも妾腹の子だ。そいで、家の後しき〔跡式〕をその兄にやらせるか、登美君にゆずって婿を取るかと言うんで家ん中がムチャク....