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「踏懸〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

踏懸の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
高野聖」より 著者:泉鏡花
》でまるで土で勅使橋《ちょくしばし》がかかってるような。上を見ながら、これへ足を踏懸《ふみか》けた時、以前の薬売《くすりうり》がすたすたやって来て追着《おいつ》....
清心庵」より 著者:泉鏡花
して、駈け戻りて枝折戸入りたる、庵のなかは暗かりき。 「唯今!」 と勢よく框に踏懸け呼びたるに、答はなく、衣の気勢して、白き手をつき、肩のあたり、衣紋のあたり....
活人形」より 著者:泉鏡花
。こればかりの事に神経を悩すとは、ええ、意気地の無い事だ。いかさまな、五十の坂へ踏懸けちゃあ、ちと縒が戻ろうかい。だが油断はならない、早く行って見て安心しよう。....