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「蹌踉めく〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

蹌踉めくの前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
婦系図」より 著者:泉鏡花
そうに、がっくりと頷くと見ると、早急にフイと立つ……。 膝に搦んだ裳が落ちて、蹌踉めく袖が、はらりと、茶棚の傍の襖に当った。肩を引いて、胸を反らして、おっくら....
日輪」より 著者:横光利一
したまま、両腕を拡げて彼女の方へ歩もうとした。しかし、彼の身体は左右に二足三足|蹌踉めくと、滴る血の重みに倒れるかのようにばったりと地に倒れた。彼は再び起き上っ....