身の代金[語句情報] » 身の代金

「身の代金〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

身の代金の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
」より 著者:田中貢太郎
身田と云う小さな宿場へ伴れて往き、其処の四日市屋と云う旅籠屋へ売渡して、三箇年の身の代金六両二分を受けとって帰って来た。 一身田から在所までは三里ばかりの里程....
」より 著者:佐左木俊郎
せると、伝平夫婦の手には、百円ばかりの金が残った。 「これこそあ、耕平の野郎の、身の代金だぞ。無暗なことにあ遣われねえぞ。この金は、金として、取って置かなくちゃ....
純情狸」より 著者:佐藤垢石
華と唄われる小みどりである。まことにこれは当然の成行であった。下僚は雀右衛門に、身の代金は、百両も与えたらよがしょう。 そうか、なるべく安いのがよろしい。とこ....
親ごころ」より 著者:秋田滋
た。立派な屋敷で暮していたある老婦人が、ジャンを可愛い子と思ったので、一日、その身の代金を払って、自分の手もとに引き取った。なかなか利発な子だったので学校にあげ....