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軍令部
「軍令部〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
軍令部の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
る」紙洗大尉が、その後について云った。「三対一の比率は、あまりに甚だしい。しかし
軍令部が、見す見す負けるような計画を作る筈もない。そうかと云って、いくら吾が飛行....
「小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
経験の海軍少尉を、身にしみて聞き惚るる浪子は勇々しと誇りて、早く海軍大臣かないし
軍令部長にして海軍部内の風を一新したしと思えるなり。 「本当にそうでございましょ....
「労働者農民の国家とブルジョア地主の国家」より 著者:宮本百合子
院、参謀本部、海軍司令部等がある。中国侵略戦争開始以来、二人の皇族が夫々参謀長、
軍令部長に任ぜられている。 日本の軍事的天皇制支配こそ、高度に発達した独占資本....
「太平洋魔城」より 著者:海野十三
起るのであった。 このことについて、誰よりもふかい注意をはらっているのは、わが
軍令部の太平洋部長であるところの原大佐であった。 その原大佐は、いましも
軍令部....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
きコミンテルンの国、ソビエト連邦の密使であって、元海軍人民委員長という海軍大臣と
軍令部長とを一しょにしたような要職にいた軍人であった。 「ハバノフさん。なんだか....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
ったと見るべきだということ。第三には、その際全権が政府に発した請訓は、海軍次官・
軍令部長・軍事参議官列席の上で賛同を得たものであって(海軍大臣渡英中)その間何等....
「墓地展望亭」より 著者:久生十蘭
った。……ポチョムキンはそれを口実にして、臨終の際に作成された勅令をふりかざし、
軍令部が独裁権《イニシアチヴ》をとって、即時に戒厳令を実施してしまいました」 ....
「昭和遊撃隊」より 著者:平田晋策
岡半太郎博士、最後の一人は海軍技術研究所の武田敏夫博士だ。」 と言った。 前
軍令部長の加藤大将も、 「東郷元帥と武田博士は、わが海軍の生んだ二大国宝である。....
「アーニイ・パイルの前に立ちて」より 著者:小林一三
二人、鎗を持って露払いのように先導して入場してくる。それから、二、三人の閣僚や、
軍令部長などが大統領の前後に、三々五々群をなして、話しながら、平凡に、歩行をつづ....
「恐怖の季節」より 著者:三好十郎
長篇小説の一部だとことわってあるが、これだけでも相当長いものである。戦争中、海軍
軍令部特務班(無線通信による暗号盗読の作業をうけもつ)に勤務していた予備学生出身....
「二葉亭余談」より 著者:内田魯庵
しい忙がしい面会は前後に二度となかった。「ロスの奴滅茶々々かも解らん」とあたかも
軍令部長か参謀総長でもあるかのようなプライドが満面に漲っていた。恐らくこの歓喜を....
「六号室」より 著者:瀬沼夏葉
に由って、出頭を願うと云う招状があった、で、定刻に市役所に行って見ると、もう地方
軍令部長を初め、郡立学校視学官市役所員、それにドクトル、ハバトフ、またも一人の見....