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軍営
「軍営〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
軍営の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「父の形見」より 著者:豊島与志雄
袖で蚊を追いながら、君の方を顧りみて微笑した。それから中声で詩を吟じた。 霜満
軍営秋気清……云々 鞭声粛粛夜過河……云々 蛾眉山月半輪秋……云々 月落烏啼霜満....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
です。ところがもはやその強奪した物を運び出すという場合に迫って来たので、先生早速
軍営へ出かけて将軍に歎願したそうです。
私はチベット人であって、決してペキン政....
「三国志」より 著者:吉川英治
たずらに快哉をさけんだ。 一方―― 帝と皇后の御輦は、李暹のために、李司馬の
軍営へと、遮二|無二、曳きこまれて来たが、そこへお置きするのはさすがに不安なので....
「三国志」より 著者:吉川英治
、糜竺、糜芳、劉封の三名を呼び、 「ご辺三人は、船をあつめて、江岸をめぐって、魏
軍営、潰乱に陥ちたと見たら、軍需兵糧の品々を、悉皆、船に移して奪いきたれ。また諸....
「三国志」より 著者:吉川英治
ぎ合った。 「ふしぎな流れ星だ」 「三つもだ。そして、二つは還った。一つは、蜀の
軍営におちたきりだった」 「こんな奇異なことがあるものじゃない。黙っていると罰せ....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
途中、さらに軍の強化に努めながら、やがて足利軍は、近江へ達した。近江|柏原に
軍営を張り、年の終りをここにみた。――すでに十二月二十九日であった。 何を感じ....