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軍役
「軍役〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
軍役の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「山崎合戦」より 著者:菊池寛
かない所があったのだろう。 と、云ってガッチリしているのだから、役には立つし、
軍役や雑役に使ってソツがないので、だんだん重用しながらも、信長としては、ときどき....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
暗い。峠の上の空を急ぐ早い雲脚までがなんとなく彼の心にかかった。 最初、今度の
軍役に使用される人馬は慶安度
軍役の半減という幕府の命令ではあったが、それでも前年....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
大名の自弁であった。大名はその上に、時々城やその他の土木工事を命ぜられ、これらも
軍役に準じてやはり自弁でせねばならなかった。 藩の侍の如き、表向きは余力で家族....
「遺言」より 著者:国木田独歩
の祝杯を挙げた後、準士官室に回り、ここではわが艦長がまだ船に乗らない以前から海軍
軍役に服していますという自慢話を聞かされて、それからホールへまわった。 戦時は....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
は、私が一七九九年同国に夏期旅行を試みた際に蒐集したものである。 教区牧師は
軍役にないものが結婚するのを妨げる法的権力はもたなかったけれども、しかもこの種の....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
は、そう云って、書付を、久光の前へ、披げておいた。久光が、手にとると
大目付|
軍役《いくさやく》 新納《にいろ》刑部
船奉行教育 寺島陶蔵(後....
「酒渇記」より 著者:佐藤垢石
ったのである。 『面目ない。いま我らには金の蓄えが一文もご座らぬから、このたびの
軍役は勤め難い。この申し訳に、帰宅の上切腹仕らん。貴殿との面会もただ今限りである....
「三国志」より 著者:吉川英治
の地は、先帝玄徳が領治して以来、余りにもまだ国家としての歴史が若く、かつは連年の
軍役に、まだとうてい魏や呉の強大と対立するだけの実力は内に蓄えられていない。 ....