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軍用
「軍用〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
軍用の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「軍用鮫」より 著者:海野十三
そして彼の最大の不幸は、なにげなくその誌面をひらいたときに、中篇読切小説として「
軍用鼠」なる見出しと、青年作家が恐ろしい形相をして、大きな鼠の顔を凸レンズの中に....
「婦系図」より 著者:泉鏡花
しであるから、留守では、芋が焦げて、小児が泣く。町内迷惑な……その、男女交際会の
軍用金。諸処から取集めた百有余円を、馴染の会席へ支払いの用があって、夜、モオニン....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
えている点だった。 「両手を、おあげ願いたい」 中佐は、室内の司令官の背後に、
軍用拳銃の銃口を、さしつけた。 「売国奴!」中佐の傍にいた将校が、イヤというほど....
「地球要塞」より 著者:海野十三
こんなことは、クロクロ島の偉力の一つとして、なんでもないことだ。だが、汎米連邦の
軍用機を撃墜したことによってやがて困難な事態が必ず向うからやってくるであろう。そ....
「今昔ばなし抱合兵団」より 著者:海野十三
するものである。いや、新機を補充しなくなったばかりか、これまで敵国が保有していた
軍用機も、最近一年は、壊れ放題にしてある始末である。これ乃ち、わが国が、完全なる....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
けて下りてくるようだ。 「出動――」 帆村は号令をかけた。所員と警備隊員とは、
軍用自動車にとび乗って、街道を全速力で東へ走らせた。 あと一粁ばかりのところで....
「大空魔艦」より 著者:海野十三
ドイツでは、今から十年も前に、これを旅客機として作ったんだ。そのころのドイツは、
軍用機を一つもつくることができなかったんだが、いざという場合には、この旅客機を重....
「空襲警報」より 著者:海野十三
ても強くなければいけないのじゃ」 「閣下のお言葉の通りです、C国はずいぶん優秀な
軍用機をもっているのに、はっきりした行動をとれない。S国やU国が飛行根拠地を貸せ....
「軍用鼠」より 著者:海野十三
るが、まだ最も大事なことが一つ説明してなかった。それは本篇の表題であるところの「
軍用鼠」のことである。
軍用鼠とは、
軍用に鼠を使うことである。
軍用犬にシェパー....
「電気鳩」より 著者:海野十三
あのおそろしいおそろしい力の電気鳩をつれています。そのほかに、一頭のなつきやすい
軍用犬をかりうけて、船にのせました。 いよいよ決死の冒険です。高一はうまく父親....
「薄紅梅」より 著者:泉鏡花
すと、外套なし。」 「そいつは打殺したのを知ってる癖に。」 「萌した悪心の割前の
軍用金、分っているよ、分っている……いるだけに、五つ紋の雪びたしは一層あわれだ、....
「『十八時の音楽浴』の作者の言葉」より 著者:海野十三
に共鳴者が現れたことは、作者のよろこびとするところであった。 『見えざる敵』と『
軍用鮫』と『時間器械』との三つは、「新青年」に発表したもので、ナンセンス的科学小....
「『地球盗難』の作者の言葉」より 著者:海野十三
十年前後がそうであったようにも思われる。春浪氏の著作中には、早くも今日の潜水艦や
軍用飛行機などを着想し、これを小説のなかに思う存分使用したのであった。しかし春浪....
「成層圏飛行と私のメモ」より 著者:海野十三
ければならないので、飛行機がだんだん複雑大仕掛のものとなる。 寒さを凌ぐ方は、
軍用機その他でも既にやっていることだから、さまでむつかしい問題ではない。しかし、....
「怪異黒姫おろし」より 著者:江見水蔭
道じゃ。それも頗る巧みなる遣り口でのう。腹心にはことごとく武田家の浪人筋を用い、
軍用金として佐渡の黄金を溜めて置き、時機を見て、武田家再興の大陰謀を企てるのじゃ....