軟弱外交[語句情報] »
軟弱外交
「軟弱外交〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
軟弱外交の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「畜犬談」より 著者:太宰治
愛いもんか。追っ払ってくれ、手荒くすると喰いつくぜ、お菓子でもやって」 れいの
軟弱外交である。小犬は、たちまち私の内心畏怖の情を見抜き、それにつけこみ、ずうず....
「石狩川」より 著者:本庄陸男
丞《だいじょう》たる丸山作楽が、憤りのあまり、昼提灯《ひるぢょうちん》に白装束で
軟弱外交をののしって歩いても、人々は次の日には忘れている。おそれるのは、その軟弱....
「暗黒公使」より 著者:夢野久作
まして意外の変化を徴わしはじめたのであります。日本民族のこうした石油不足から来る
軟弱外交が、次第に強硬化して来ました事を、米国の機密局は鋭敏に感じはじめたのであ....
「シベリヤに近く」より 著者:里村欣三
されているのだ! たったそれだけなのだ。彼はその理由を、軍人らしい単純さで政府の
軟弱外交に持って行った。だが、隊長は複雑に考えることの嫌いな、短気な性質だった。....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
緊急会議を招集して当局(即ち外務当局)を鞭撻すべし、という意見が一時有力となり、
軟弱外交(之が日本の外務省に関する伝説である)を文書で痛罵する者もあるというわけ....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
緊急会議を招集して当局(即ち外務当局)を鞭撻すべし、という意見が一時有力となり、
軟弱外交(之が日本の外務省に関する伝説である)を文書で痛罵する者もあるというわけ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ようとしてやまぬものがあるらしい。 「焼ヶ岳も気が利《き》かない、鳴動するなら、
軟弱外交の幕府の老中共の玄関先へでも持って行って鳴動してやればいいに、爆発するな....
「一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
に国外へ退去することを命じた。 このことが聞えると、言論機関は一斉に立って我が
軟弱外交を攻撃し、気骨ある志士は猛然とこれを論難した。とりわけ頭山満翁を頭目とし....