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転成
「転成〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
転成の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
と兄弟たるもので、その材料加薬に外国品多きより推すと、けだし外国の髪油と塗香より
転成したらしい。追々束髪行われて鬢附油の用少なくなり、したがって昔のごとく種類も....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
より前に果してえらいてふ語がなかったか知らぬが、魚のえらからエライという形容詞を
転成するような事も世間にないと限らず。殊に京の人をまねて田舎にチャッチャムチャク....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
にあって、敵国のために最も重大な役わりを懸命に果しているのであった。 試運
転成功 こちらは司令塔の中である。リット少将は一分も隙のない軍装に身をかため、....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
一の地神女あり、双手でその足を受くとある。象皮を張ったは大黒もと象頭のガネサより
転成せしを示す。ボンベイの俗伝にガネサその乗る所の鼠の背より落ち、月これを笑うて....
「範疇としての空間に就いて」より 著者:戸坂潤
の云わば自己発展の時間であろう――逆に空間は客観的ではないというアンティテーゼに
転成(werden)しないではいられない。このディアレクティークの裏に空間に関す....