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転転
「転転〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
転転の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「虚構の春」より 著者:太宰治
ございましょうが、二度、三度|逢《あ》っているうちに、窮屈になって、ひとりで悶悶
転転いたしました。女は、その後、新聞の学芸欄などに眼をとおす様子で、きょう、あな....
「旅愁」より 著者:横光利一
で来ると、マロニエの下で飲む葡萄酒、菩提樹の下で傾けるビールの美味と云った風に、
転転と議論は移り変っていって尽きなかった。もうどちらも恋いこがれているひたすらな....
「夜の靴」より 著者:横光利一
高い断崖の真下で、浪の打ちよせている白い皺に日が耀いていた。屈曲し、弾みがあり、
転転としていく自分らのバスは、相当に危険な崖の上を風に吹かれて蹌踉めいているらし....