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軽機
「軽機〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
軽機の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「彼岸過迄」より 著者:夏目漱石
母は半《なか》ば心配で半ば呆《あき》れたような顔をして、「何ですね女の癖にそんな
軽機《かるはずみ》な真似をして。これからは後生《ごしょう》だから叔母さんに免じて....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
。それで指揮単位は小隊になったのであります。戦闘群の戦術では明瞭に分隊――通常は
軽機一|挺と鉄砲十何挺を持っている分隊が単位であります。大隊、中隊、小隊、分隊と....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
二百|米ほど行ったところで物蔭にひそんでいた○国人約十名よりなる一団に襲撃され、
軽機関銃を窓越しに乱射され、総領事は全身蜂の巣のように弾丸を打ちこまれ、朱に染ま....
「恐怖の口笛」より 著者:海野十三
笑した。そして突然、背後に隠しもった彼の手慣れた武器をとりだした。それは恐るべき
軽機関銃だった。彼が和蘭にいたとき、そこの秘密武器工場に注文して特に作らせたとい....
「蠅男」より 著者:海野十三
バラ印の弾薬函だッ。これを使う銃は、僕の探していたアメリカのギャングが好んで使う
軽機関銃じゃないか。これは物騒だぞオ――」と帆村は身ぶるいして、戸口の方をふりか....
「海底大陸」より 著者:海野十三
。おまえも武装をしろ」 クーパーは秘書を呼び、机の長引き出しの奥から一ちょうの
軽機関銃をとりだして、手さぐりで渡した。そして、かれ自身も一ちょうのピストルをポ....
「武装せる市街」より 著者:黒島伝治
かしがりもしなければ、引けめに感じもしなかった。機械を使うのがすきだった。殊に、
軽機関銃を使うのがすきだった。空砲射撃の時にでも、多くのよせて来る奴等を、この銃....
「少年探偵長」より 著者:海野十三
ばたばたと、ヘリコプターをかこんだ五六名の腕ぷしの強そうな男たちは、ピストルや
軽機銃をかまえてヘリコプターの搭乗者へ警戒の目を光らせる。彼らの服装は、まちまち....
「断層顔」より 著者:海野十三
帆村の推察は当っていた。 裏口のところに、碇は全身|朱にそまって死んでいた。
軽機を抱えた特別警察隊員が集合していた。その隊長は、帆村と面識のある江川警部だっ....
「暗号音盤事件」より 著者:海野十三
に持って行きたいものがあるので、それを探してくれるように頼んで置いたんだ。一種の
軽機関銃のことだがね」 「
軽機? そんなものを持っていく必要があるのかね」 「は....
「地底戦車の怪人」より 著者:海野十三
苦心をかさねて、ついに地底戦車の中に、もぐりこんだのであった。そのとき、一|挺の
軽機関銃と、大きな袋に入った林檎とを、その中へかつぎ込んだ。 戦車の中は、案外....
「豆潜水艇の行方」より 著者:海野十三
うに見えました。そして春夫に代って、ついに口蓋をあけました。 とたんに、上から
軽機関銃の口が、ぬっとこっちをのぞきこんだではありませんか。 「出ろ。抵抗すると....
「崩れる鬼影」より 著者:海野十三
たのでした。彼等はいずれも防弾衣をつけ、鉄冑をいただき、手には短銃、短剣、或いは
軽機関銃を持ち、物々しい武装に身をととのえていました。これだけの隊員が一度にドッ....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
から、長い黒いものをとって小脇にかかえた。見れば、それはアメリカでギャングの使う
軽機関銃であった。 杉田は仁王立になって、この白人を睨みつけた。 「おい、日本....
「魔都」より 著者:久生十蘭
ば、この戦闘は午前三時五十二分に始って、同四時十二分に終った。十人の兇徒は二台の
軽機関銃とトムソン・ガンで、最後まで剽悍に抵抗したが、四時十二分にとうとう殲滅さ....