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「輝石〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

輝石の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
高山の雪」より 著者:小島烏水
は思えないので、道者連は真石と称えているが、平林理学士に従えば、橄欖《かんらん》輝石富士岩に属しているそうだ。この熔岩の上を雪が辷った痕を見ると、滑らかな光沢が....
気狂い機関車」より 著者:大阪圭吉
沢山に有りましたよ。――先ず、多量の玻璃質に包まれて、アルカリ長石、雲母角閃石、輝石等々の微片、それから極めて少量の石英と、橄欖岩に準長石――」 「何ですって。....
踊る地平線」より 著者:谷譲次
、リンピイは、品物の一つ一つに、例の白熊テレサの裸体写真や、それから、テレサと黒輝石のような印度人の火夫との春画しゃしんやなんかを上手にひそめていた。タオルには....
踊る地平線」より 著者:谷譲次
色の蜜柑がすっかり上気してまるで和蘭のチイス玉のようでしょう。二つ光ってるのは黒輝石の象眼ではありませんよ。あれは単に彼女の眼です。無理もありません。今夜は朝ま....
夢の図」より 著者:豊島与志雄
にか隠れて見えず、赤いめだかや鮒が却って静けさを増す軽快さで泳いでいるなかに、黒輝石のような小さなげんごろう虫が、時折、水面にのぼってきてはまた直ちに水底に沈む....
平ヶ岳登攀記」より 著者:高頭仁兵衛
昨年の手帳を紛失して失念せり)と呼べり、けだし鶴ヶ岳は古生層と花崗岩地に噴出せる輝石安山岩にして、山勢附近の山岳に異なるを以ての故ならん、昨年刊行されたる測量部....