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「輪島〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

輪島の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
九日の欠月を横目に見ながら、夕汐白く漫々たる釧路川に架した長い長い幣舞橋を渡り、輪島屋と云う宿に往った。 (二) あくる日|飯を食うと見物に....
新版 放浪記」より 著者:林芙美子
んとわく。茶の葉もないので、べんとうの梅干を入れて熱い湯を母へ飲ませる。 父は輪島塗りの安物を仕入れたので、それを東京で売るのだそうだ。東京には百貨店と云う便....
地上」より 著者:島田清次郎
女は二十歳であった。母は七つの時、父は今年の夏死んでしまったと言った。家は能登の輪島の昔からの塗師であるのだが、父の死後一人の兄がなまじっかな才気に累わされて、....
茶粥の記」より 著者:矢田津世子
ャンガゴンガ揺られて甲州入りだ。鮑はちょうど食べかげんのこたえられない味ですな。輪島産のも……あの塗物で有名な能登の輪島ですな、あそこの鮑も結構なもんです。鮑の....
河伯令嬢」より 著者:泉鏡花
たのです。 これまでは、内浦で、それからは半島の真中を間道|越に横切って、――輪島街道。あの外浦を加賀へ帰ろうという段取になると、路が嶮くって馬が立たない。駕....
手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
方言で「いこ」と呼びます。 この県が誇るものとしては漆器があります。就中能登の輪島は盛な生産地であり、これに次いで加賀の山中があります。金沢も上ものを作る所と....