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辛口
「辛口〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
辛口の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ロマネスク」より 著者:太宰治
のひとがらを映すものと言われている。鹿間屋の酒はあくまでも澄み、しかもなかなかに
辛口であった。酒の名は、水車《みずぐるま》と呼ばれた。子供が十四人あった。男の子....
「新世帯」より 著者:徳田秋声
うわけは決してございませんッって。もっとも少し辛くしろッてッたから、そのつもりで
辛口にしたんだが……。」と新吉は店へ飛び出して、下駄を突っかけて土間へ降りると、....
「光り合ういのち」より 著者:倉田百三
ーの女給たちの所で、かくし芸にしているのだ。正月で雑煮餅をよばれたが、大きくて、
辛口なのには閉口した。だがそれをしきりにおかわりを勧めた君のお母さんは、見るから....
「酒渇記」より 著者:佐藤垢石
岸豊島屋の剣菱同二百八十文なり。予が先考は、酒を嗜みたれど剣菱を用いて、その薄色
辛口というを常の飲料とせり。その次は二百五十文、二百文、下に至りて百五十文まであ....