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「辞彙〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

辞彙の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
紀行文家の群れ」より 著者:小島烏水
で、この一文から、私という人間に目をとめられた。越後の豪家|高頭仁兵衛氏が、山岳辞彙ともいうべき浩澣な原稿をかかえて、志賀先生を訪問せられたとき、横浜にいる人が....
十二支考」より 著者:南方熊楠
旋《かえ》り堕ちて蛇口に入り、餌食となると書いた。コラン・ド・プランシーの『妖怪辞彙《ジクチョネーランフェルナル》』五版四一三頁に、ペンシルヴァニアの黒蛇、樹下....
十二支考」より 著者:南方熊楠
日本に調香の知識が開けたは、漢土天竺の文物が輸入されたに始まったらしい(『仏教大辞彙』一巻香の条、久米博士『日本古代史』八二節、推古帝|菟田野《うだのの》の薬猟....
十二支考」より 著者:南方熊楠
これを行い衰死に及ぶは多く人の知るところで、一八八六年板ドシャンプルの『医学百科辞彙』二編十四巻にも、犬や熊もすれど、猴殊に自涜する例多しと記し、医書にしばしば....
十二支考」より 著者:南方熊楠
の息を吐き竜に乗りて左右手に旗と矛《ほこ》を持つと(コラン・ド・ブランシー『妖怪辞彙』五板四六頁)、アラビアの古伝にいう、ソロモン王、アスモデウスの印環を奪いこ....
十二支考」より 著者:南方熊楠
、寺門の屋下に生死論を画かしむるに、猪形を作って、愚痴多きを表すとある。『仏教大辞彙』巻一の一三三八頁にその図二ある。猪が浄処を喜ばぬとは、好んで汚泥濁水中に居....
バルザックに対する評価」より 著者:宮本百合子
るのと同様である。ところでバルザックさんは、技芸辞典かドイツ哲学史提要か自然科学辞彙かのようなもの言いをする。たまたまそういう暗号のような言葉を使わない時には、....
十二支考」より 著者:南方熊楠
の面帽は多くの鼠を散らし縫った(一八四五年パリ板、コラン・ド・ブランシーの『妖怪辞彙』三九三頁)。鼠は冬蟄し、この女神も冬は地府に帰るを表わしたのだ。それから推....
江戸芸術論」より 著者:永井荷風
来りし題材|並《ならび》にその筆法とを一瞥《いちべつ》の下《もと》に通覧せしむる辞彙《じい》の如きものなり。さればゴンクウルを始めとして泰西鑑賞家の『北斎漫画』....