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辺りを払う
「辺りを払う〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
た。
風采花やかな若衆武士が、先刻から側には中堂の寺侍を二、三名も据え、威風は
辺りを払うが如く見うけられていたので、彼らは、
「へい」
と一様に頭を下げた。....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
ぶらんぶらんと、馬の気まかせに道を扇ヶ谷の方へ歩かせていた。 すると彼方から、
辺りを払うような大名の一列が、夕陽を負って近づいて来た。――馬上、華奢な羅張りの....