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近古
「近古〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
近古の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
の所有物を棄てても十分引き合うべく、非常に高価な物だったらしい。鮓答また薬として
近古まで高価だったは、タヴェルニエーの『印度紀行』巻二で判る。また畜類の糞は古来....
「八ヶ嶽の魔神」より 著者:国枝史郎
る。 これはどうやら歴史上から見ても、真実のことのように思われる。その証拠には
近古史談に次のような史詩が掲載されてある。 驚倒す暗中銃丸跳るを、野田城上|笛声....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
ェリイをこんもりと型へ嵌めて打ち出して、それへウラルの七宝と、ルイ王朝の栄華と、
近古ムウア人の誇示的|輪奐美とをびざんてん風に模細工した。そして、香気と名流と大....
「最古日本の女性生活の根柢」より 著者:折口信夫
しに「三界に家のない女ながら、五月五日のひと夜さを、女の家と言ふぞかし」とある。
近古までもあった五月五日の夜祭りに、男が出払うた後に、女だけ家に残るという風のあ....
「数学史の研究に就きて」より 著者:三上義夫
次の如く言う。 中国天文数学。歴史甚古。不可謂不発達。中古受印度阿刺伯之影響。
近古受泰西耶教徒之影響。其間経路有極難明者。又其学問本身之発展。有逃出現代西洋該....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
ば、その思想他方に向かって発するは自然の理なればなり。 これを史上に考うるに、
近古新教の乱ひとたび起こり、ルターの徒、ローマ法王の権勢に抗して宗教の独立を唱え....
「牡丹灯籠 牡丹灯記」より 著者:田中貢太郎
のある二十一篇の怪奇談を集めてあるが、この説話集は文明年間に日本に舶来して、日本
近古の怪談小説に影響し、延いて江戸文学の礎石の一つとなったものである。 牡丹燈....
「松の操美人の生埋」より 著者:宇田川文海
地の朋友が東京帰りの土産話とに依て、二氏の技芸の、歳月と共に進歩して、團十郎氏が
近古歴史中の英雄豪傑に扮して、其の精神風采を摸するに奇を専らにし、圓朝氏が洋の東....