近江源氏[語句情報] » 近江源氏

「近江源氏〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

近江源氏の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
う気になりました。もう幕が下りてから賞めたところで仕方がない、まあ、この次の幕に近江源氏があるらしいから、一番江戸ッ児張りにうんと賞め言葉を投げつけてやろうと意....
糸繰沼」より 著者:長谷川時雨
りますと、主人のいわれるには、思い当ることがあるというのです。そのお家《うち》は近江源氏佐々木《おうみげんじささき》家と共に、奥州へ下向《げこう》されたという古....
明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
月興行を開場した。新富座の方は、「皐月晴上野朝風」と「釈迦八相」と「勧進帳」と「近江源氏」という列べ方で、そのうちでも一番目の彰義隊が最も世間の噂に上った。前興....
私本太平記」より 著者:吉川英治
この近江路の要衝を占める愛知、犬上、坂田の諸郡にまたがる豪族といえば、古くから近江源氏と世に呼ばるる佐々木定綱、高綱らの末裔の門たるは、改めていうまでもない。....
私本太平記」より 著者:吉川英治
は裕福であり、何の不平が、鎌倉にたいしてあるか」 「あるのです」 「ある?」 「近江源氏といえば、頼朝公の創業下における第一の功臣。その家柄でありながら、末代、....
私本太平記」より 著者:吉川英治
九日は激戦をきわめたらしい。 六波羅の大将は、かの佐々木|道誉の一族で、これも近江源氏の六角ノ判官時信だった。 その下に。 海東左近将監、長井丹後守、越後....
私本太平記」より 著者:吉川英治
、そう強らしげな男でもない。 のみならず、道誉とは同じ佐々木姓で、その祖も同じ近江源氏の定綱から六世の孫でもあると聞かされて、 「そうか。それや浅からぬ縁では....
俗法師考」より 著者:喜田貞吉
同国 神崎郡旭村大字|木流字産所(『郷土研究』二巻四八三頁、大橋金造氏報告)。近江源氏の牢人と称し、もと二十戸ばかりの部落であったが、文政天保頃より二戸となり....